播州そろばんでは、【  一番  ”若い”  そろばん職人  】

近年、そろばん職人の高齢化が深刻となっており、後継者不足が心配されています。そろばん工場「孝」では、若い職人を育てていくことに力を注いでおり、懸命に未来の職人を育てています。

守るべき繊細な伝統技術と、新しい時代の感性とが合わさり、
更なる良い商品を生み続けています。

 

(株)ダイイチが誇る、そろばん職人たちです!

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☆工場長 宮永 孝信
年齢 33歳

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德長 佑亮
年齢 24歳

 

瀧口 拓弥
年齢 19歳

 

播州そろばんを絶やすことなく、未来へ繋げていく。
大きな使命と、期待を背負っています。

そろばん製作工程

実際の作業工程を全てを記載することは困難なので、
大まかな生産工程を、わかりやすく図面化しました。
これだけでも手間をかけて作られていることがわかります。

生産工程-1

そろばん工房「孝」では、薄ピンクで囲われた工程を全て行っております。

単に組み立てを行うということだけでなく、
中桟・ツマ・上下枠も気取から内側仕上までも担っているんですね。

このように、たくさんの工程をこなしていくには、
やはり、若い力が必要だとお分かり頂けるのではないでしょうか。

そろばん工房「孝」を覗いてみよう

まず、中桟・ツマ・上下枠をそれぞれ工程順に沿って作業を行います。

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ヒゴ竹を通す穴、ツマ穴、裏棒の穴、
それぞれ、決まった位置に開けていきます。

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上下枠の内側を磨いていきます。

そんなに違いがわからない?!
取材で来られるカメラマンさんも困惑するほど(;’∀’)(笑)

実際には、ツヤや材質感は磨き前と後ではまったく違います。
「枠」には堅くて重い「黒檀」や「積層強化木」などの木材を使用しており、見えない程度の小さなトゲによるケガを防ぐこと、表面を滑らかにして手馴染みをよくするなど、使う人への思いやりが詰まっている大切な作業なんです。

 

組立工程へ移ります。
そろばん組み立ての一連の流れをご紹介します。

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そろばん製造では、よく目にするシーンではないでしょうか。
実際に、玉入れの体験をしたことがある方もいらっしゃるかと思いますが、
これがなかなか難しいんですよね。

上手にできた人は、そろばん職人の素質があるかも?!(笑)

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さすが、職人!!
手慣れた手つきで組みあがっていきます。

 

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上枠材は、三角型になっているので、
角取りをして、滑らかに、
見た目にも綺麗な状態にしていきます。

 

定位点打の工程へ。
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そろばんを見ずに、予想してみてください。

こたえは・・
普通そろばん23桁には、定位点が  7個  あります。
思ったよりたくさんついていませんか?

1丁に7個ある定位点を、
ひとつひとつ手作業で定位点打を行っていきます。

 

仕上げ磨きへ移ります。

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IMG_9560画像下が磨き前、上が磨き後です。
黒光りするくらい、とても綺麗に磨き上がります。

ワンタッチタイプのそろばんには、
ワンタッチ用金具を取り付けていきます。

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金具のはめ込み、ネジ止めの作業、
すべて手作業で行っていきます。
※普通そろばんにはこの工程はございません。

 

その他にも複数の工程を経て、
伝統技術を守る「播州そろばん」が出来上がります。

 

仕上がったそろばんは、
検査を経て梱包され、製品となります。

img_01※画像は商品の一例です。

製造責任と品質向上、より良い商品をお客様のもとへお届けしています。

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そろばん工場「孝」は、
播州そろばんを絶やすことなく、未来へ繋げていくために頑張っています。

 

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